Windows Server 2008 R2のディスク使用容量制限についてです。

ファイルサーバーの空き容量がいつの間にか少なくなっていることがあります。
おそらくファイルサーバーに保存するファイルの容量や種類を制限せずに運用しているのが原因ではないかと思います。
ファイルサーバーを管理する際に便利な管理ツールが「ファイルサーバーリソースマネージャー(FSRM)」です。
FSRMではボリュームまたはフォルダで許可する領域を制限するクォータを作成し、クォータの制限値に近づいたり超えた場合に通知を生成する等、クォータの管理ができます。

例えば社内サーバーの共有フォルダに対して、クォータ(共有ディスクの容量上限)を掛けるとします。
共有フォルダの中に各部署毎のフォルダがあり、総務部フォルダは100GB、経理部フォルダは80GBのようにその各部署毎のフォルダに合わせて制限を設けます。
使用率がその制限値の80%を超えたら管理者に通知メールが送られるようにします。
そして管理者から該当部署等に連絡し、ユーザーは不要なファイルを削除したり整理する事により容量管理する事ができます。

上記はデフォルトで設定されているテンプレートでも、カスタマイズして容量制限の数値や警告の度合いを設定することも可能です。

これを事前に設定しておけば、いざというときに容量が不足するといったトラブルや、特定の部署だけが大量にリソースを消費することに対して警告するといったこともできます。