独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1月31日、2018年第4四半期(10月~12月)の情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況について取りまとめたデータを発表しました。

今四半期に寄せられた相談件数は前四半期から約50.2%増の4,477件。2018年第1四半期には1,863件まで減少していましたが、それ以降増加が続き、第4四半期には第1四半期の倍以上の相談数に悪化しました。

今四半期での増加が特に目立ったのは、「宅配便業者をかたる偽SMS」「仮想通貨で金銭を要求するセクストーションメール」に関する相談でした。また、「ウイルス検出の偽警告」に関する相談件数も2018年第2四半期から引き続き高止まりとなっています。
「宅配便業者をかたる偽SMS」に関する相談は前四半期の約2.4倍の499件、「仮想通貨で金銭を要求するセクストーションメール」に関する相談は約2.4倍の701件が寄せられています。これらについては、2018年第3四半期より相談が突如急増しており、新種のサイバー犯罪として流行したことが見てとれます。

このような脅威への対処としては、具体的な詐欺や恐喝の手口を知ることが重要です。情報セキュリティ関連団体やセキュリティベンダーが発信する注意喚起情報を活用し、情報収集に努めてください。

2017年10月~2018年12月における相談件数の推移(IPAの発表資料より)

詳細は下記のページをご参照下さい。

IPA
情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2018年第4四半期(10月~12月)]

https://www.ipa.go.jp/security/txt/2018/q4outline.html